高齢ドライバーの8割が急発進防止装置を付けず 東京

昨今、よくニュースなどで聞かれるアクセルとブレーキを踏み間違え事故。その踏み間違え事故を起こす割合は、高齢ドライバーに多いとも言われており、先月31日より東京都は、東京都内在住の70歳以上の高齢ドライバーを対象に、アクセルとブレーキの踏み間違えの防止の役目をする【急発進防止装置】の取り付けに補助金を出すことに決めました。しかし、ある機関の調査で制度開始を周知や搭載(設置)している高齢ドライバーが少ないことが分かりました。

8割の高齢ドライバーが「何もつけていない」

まず、制度の周知に対する調査「急発進防止装置の装着費用の補助制度が7月末より開始したことを知っているか」という質問に対し、全体の62.9%は「知っている」と答えたものの、70代女性では37.1%、80歳以上では43.8%の人が「知らない」と答えていたことが分かりました。

次の搭載等の有無についての調査では「自動車メーカーの急発進防止装置が搭載されている車を持っている」と答えた人は17.2%、「東京都の補助金利用した、もしくは後付けで装着した」と答えたのはわずか5%で、8割近くの高齢ドライバーが「何もつけていない」と答えました。

しかし、急発進防止装置が搭載されていな車に乗っている人の6割近くは、今後補助金を利用したいとしています。