高齢者の踏み間違え防止装置の購入補助へ 東京都

全国で高齢ドライバーによる重大事故が後を絶たない状況を受け、東京都の小池知事が急加速や誤発進を防ぐための装置の購入費用を補助する考えを明らかにしました。また、東京都は高齢者の事故防止策を協議する検討会を5日(水)に設置。

◇ 誤発進などを防ぐ装置

小池百合子知事は、都議会定例会の所信表明で「高齢運転者の事故が社会問題となっている。事故防止のための手を迅速に打たねばならない」と強調しました。また、高齢者の安全運転の確保、運転免許の自主返納への理解促進に努めるとともに「緊急対策として急発進を防ぐなど事故防止に効果的な装置の取り付けに対する補助金を新たに実施する」と明言しました。

急発進や誤発進を防ぐ装置については、大手カー用品店などで取り扱っており、エンジンへ流れる信号を制御することで「アクセルとブレーキ」を踏み間違えても、車の急発進を防ぐことができます。

都内のお店では、4月に起きた池袋暴走事故以来、商品の問い合わせが相次ぎ、装置を取り付ける商品が車種によって品薄な物もあるため、設置までに数週間かかる場合があるということです。