特殊詐欺の認知件数が1万6千超 警視庁が確定値発表

5月20日警視庁は、「平成30年における特殊詐欺認知・検挙状況等について(確定値版)」を発表しました。内容については、特殊詐欺認知件数は16,496件となっており、平成22年から7年連続増加傾向にありましたが減少に転じました。また、被害額についても363.9億円と4年連続減少しています。しかし、どちらも減少傾向に転じていますが、高い水準で推移しているのは変わらず深刻です。

◇ 特殊詐欺の認知件数(地域別)

・東 京:3,913件(前年比:403件増)
・神奈川:2,604件(前年比:181件増)
・埼 玉:1,424件(前年比:191件増)

1件当たりの被害額については、233.2万円。また、65歳以上の高齢者の特殊詐欺全体の被害認知件数は「12,884件」、高齢者率が78.1%と増加傾向にあります。

◇ 特殊詐欺の手口別

・オレオレ詐欺:9,145件(被害額:188.9億円))
・架空請求詐欺:4,844件(被害額:138.4億円)
・還付金詐欺:1,904件(被害額:22.5億円)

「オレオレ詐欺」と「架空請求詐欺」の認知件数が全体の84.8%を占めたことが分かりました。