高齢ドライバーの事故相次ぐ 高齢者講習で再確認を

全国各地で高齢ドライバーの事故が相次いでいますが、北海道でも事故が多発しています。今月16日、札幌市東区で91歳の高齢男性がアクセルとブレーキを踏み間違えガスタンクに衝突する事故がありました。去年1年間で、道内で起きた交通死亡事故は141人、そのおよそ3割にあたる40人が65歳以上の高齢ドライバーが引き起こした事故で死亡しています。こういった中、4月22日に札幌市内にある麻生自動車学校で高齢者講習が行われました。

◇ 高齢者講習で再確認

現在、70歳以上の高齢ドライバーが免許更新を希望する場合、高齢者講習を受講することが法律で義務付けられています。視力検査では、動体視力測定、視野の角度を計測し、実際に車でも運転して、カーブを曲がったり車庫入れなどをし、運転操作の技術を再確認します。

麻生自動車学校の菅知明教務次長は「身体的な状態、認知機能の低下、それに対応ができた運転が必要」と語っています。