高齢者の社会参加の有無で要介護や死亡に影響する

滋賀県米原市と筑波大学の約7年半の共同研究で、社会参加がない高齢者は参加している高齢者と比べ、「要介護状態・死亡」といったリスクが約1.7倍高いことが明らかになりました。

◇ 4,150人の高齢者を7年間遺跡調査

米原市と筑波大学との共同研究では、2010年から市内に住む65歳以上の高齢者4,150人に「社会参加」「閉じこもり」「通いの場」などの生活習慣に加え、「たんぱく質の摂取」「運動習慣」などについてアンケートを実施し、その後の要介護状態や死亡の例について追跡調査を行いました。

◇ 生活習慣が要介護や死亡に影響する

追跡調査の結果、生活習慣が要介護状態や死亡に最も影響する傾向が表れました。例えば、高齢者同士が集まり、茶話会などをするだけでも効果が表れる結果が出たのです。これを基に米原市では・・・

・「たんぱく質を摂ろう」
・「ちから(力)をつけよう」
・「つどい(集い)の場へ参加しよう」
・「てんとう(転倒)に気をつけよう」
・「と(閉)じこもらず外にでよう」

の頭文字を取り、介護予防は「たちつてと」の合言葉を作成し、市内各地に高齢者が集える場を作っていくということです。