【日本郵便】80歳以上の保険勧誘を自粛 苦情減らず

2019年4月から日本郵便が、80歳以上高齢者の新規保険勧誘の自粛を決めました。

◇ 苦情が減らないためとしている

日本郵便は、おととしから80歳以上の高齢者の顧客と契約を結ぶ際には、家族が同席のもと保険商品を説明するといった高齢者に対する営業ルールを厳しく設けていました。しかし、それでも商品内容をよく理解しないまま契約するケースが相次ぎ、苦情が減りませんでした。

そのため、日本郵便は19年4月より、郵便局の保険に加入していない80歳以上の高齢者に対して保険勧誘の自粛を決めました。

また、生命保険業界では、外貨建て保険で「元本割れのリスク説明がない」といった苦情が増えており、高齢者への対応が問題となっています。

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