高齢者ドライバーの死亡事故 約半数が認知症機能低下

2018年、75歳以上の高齢者ドライバーが死亡事故を起こした約半数が運転免許証の更新時に受ける「認知機能検査」で認知症の恐れがあると、診断されていたことが警視庁の調べで分かりました。

◇ 約半数が認知機能の低下の恐れ

警視庁によりますと、2018年の1年間で死亡事故を起こした75歳以上の高齢者ドライバーは460人でした。そのうち、事故前に「判断力・記憶力」を測定する認知機能検査を受けた414人中184人が認知機能の低下の恐れがあると判定され、20人が認知症の恐れがあると判定されていたことが分かりました。

去年の認知機能検査を受けた高齢者は216万人に上り、3割ほどが認知機能の低下の恐れがあると判定されていたことも明らかになりました。