高齢者の見守り:遠方で暮らす子世代の半数以上が不安を感じる

核家族化の影響で、1人暮らしもしくは高齢夫婦世帯が増えるなか、遠方に住む子世代から警備会社に「みまもりサービス」の依頼が年々増えてきているといいます。依頼が増える背景には、遠方に高齢の親を持つ子世代の半数以上が不安を感じているという現状がありました。

◇ 半数以上が不安を感じ、対策を講じている

平成29年に「大手警備会社・綜合警備保障ALSOK」が、70歳以上の親と別居する全国の30~50代の男女600人を対象に「離れて暮らす高齢の親への不安の有無」について、意識調査を行いました。

その結果、「高齢の親に不安がある」と半数以上の人が回答し、「特に用事がなくても連絡する」とした割合が40.2%でした。また、「不安がある」と答えた人の中で「連絡する頻度を増やす」などの対策を講じている人が62.8%だったことが分かりました。

◇ 高齢者世帯を支えるサービス

近年、ALSOKでは、離れて暮らす高齢の親に対応した「みまもり」機能が備わっているセキュリティサービスの需要が年々高まっているといいます。

例えば、GPS機能付きのペンダントや自宅内に設置したセンサーが異常を検知した際に知らせる機能、ボタン1つで医療職に連絡がとれる相談機能です。ALSOKでは、それぞれの家庭に合わせたサービスを数多く取り揃えています。

また、他の大手警備会社(セコムなど)でもサービス内容が違えども高齢者に対応したセキュリティサービスを提供しており、核家族が広がる今の日本では、こういったサービスは必要不可欠なのかもしれません。