【厚労省】認知症薬で副作用出現時 中止など検討

2019年1月25日、厚生労働省の有識者検討会で、認知症治療薬を使用中に暴力や幻覚、めまいなどといった副作用が疑われる症状が出現した際には、医師らに中止や治療薬の変更を検討するよう求める方針を決めました。

◇ 消化器官などの副作用も注意

高齢者の多くは、たくさんの薬を服用しているので、認知症の治療薬を服用した際に副作用などのトラブルを防ぐのが今回の方針の目的です。また、アリセプトやメマリーなどといったアルツハイマー型認知症薬では、下痢や吐き気などの消化器官の副作用にも注意が必要です。そのため、副作用の症状が現れた際には「治療薬の中止・変更・減量の考慮」が必要としました。