京都府警の巡査長を逮捕 高齢者から1180万円詐取

去年11月、70代の高齢男性から現金1,180万円をだまし取った疑いで、京都府山科警察署の巡査長・高橋龍嗣容疑者(38)が逮捕されました。

◇「金を借りた」と容疑を否認

京都府警によりますと、高橋容疑者は、去年11月、70代の高齢男性に「現金を預かる」などと嘘を言い、2回にわたり合わせて1,180万円をだまし取った疑いが持たれています。

京都府警は、特殊詐欺の対策として、高齢者が高額な出金をした際は警察に通報するよう、金融機関に要請していました。しかし、高橋容疑者は「男性が現金を下ろしたいと言っている」と自ら金融機関に連絡し、男性が高額の金を引き出せるようにしていました。

取り調べに対し、高橋容疑者は「金は為替取引に使った」と供述しており、金の大部分は使い切ったとみられています。また、高橋容疑者は「金を借りた」と容疑を否認しており、警察官という立場を悪用したとみて調べを進めています。

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