所沢:大学生を詐欺未遂で逮捕 付近で不審電話集中

2019年3月25日、埼玉県所沢市の男性に所沢署員や金融庁職員を装いキャッシュカードをだまし取ろうとしたとして、詐欺未遂容疑で、横浜市神奈川区中丸、私立大学3年の男(21)を逮捕しました。

◇ 周辺で不審電話が相次ぎ警戒中だった

25日午後4時半ごろ、詐欺未遂で逮捕された大学3年の男は、氏名不詳の者と共謀し、埼玉県所沢市の男性に「キャッシュカードの個人情報が漏れている」「新しいカードと交換する必要があるので、金融庁の職員が受け取りに行く」などの嘘の電話をかけ、キャッシュカードをだまし取ろうとした疑いが持たれています。

警察によりますと、男性宅周辺で特殊詐欺を疑う不審な電話が相次いでかかってきていたため、警察官が付近を警戒していました。スマホを見ながら徘徊している不審な男を警戒中の警察官が発見し、職務質問をしたところ、キャッシュカードを取りに行くことを認めたということです。取り調べに対して、男は「投資に失敗したため、やろうと思った」と供述。

警察は、「アポ電」強盗の警戒心などを利用した特殊詐欺が多発しているため、不審な電話には対応しないよう呼び掛けています。