長野:「アポ電」捜査詐欺 高齢女性から150万詐取

「アポ電」強盗被害が広がる中、長野県佐久市に住む70代の高齢女性宅に「アポ電」への警戒を装った詐欺事件が発生しました。

◇ 偽警察官が「騙されたふりしてお金を渡して」

3月中旬、長野県佐久市に住む70代の高齢女性宅に、甥を名乗る男から「電車の中でかばんを盗られた」「すぐに150万円が必要」などと電話があり、女性は現金150万円を用意し駅に向かっていました。

すると、女性の携帯電話に警察官を装った男から「かかってきたのは、今流行のアポ電詐欺です」「警察官が近くにおりますので、騙されたふりをしてお金を渡してください」などと言葉巧みに「アポ電」捜査に協力するよう依頼し、甥の会社関係を名乗る男に現金を渡すよう指示したということです。

女性は、現金を渡した後、警察官が現れないことに不審に思い通報し、詐欺に遭ったことに気づいたということです。

警察は、「アポ電」強盗を利用した詐欺事件が発生していると、注意を呼びかけています。