岐阜:介護施設に遺族が訴訟 「のど詰まりで窒息死」

岐阜県高山市の介護老人保健施設「それいゆ」に入所していた80歳の男性が死亡した件で、遺族側が施設に対して損害賠償を求め訴訟を起こしていることが分かりました。

◇ 介助怠慢で、2800万円の損害賠償求める

訴えによりますと、2017年7月に岐阜県高山市の介護老人保健施設「それいゆ」で、当時80歳の男性入所者の喉に食べ物が詰まり死亡しました(窒息死)。

男性の遺族は、介護老人保健施設を運営する医療法人「同仁会」に対して、男性を介助する義務を怠ったなどとして、約2800万円の損害賠償を求めています。この件に関して、施設側は「担当者が不在のため答えられない」としています。

また、この施設では2017年8月に入所者5人が相次いで死傷しており、この内の入所者の女性2人に対する傷害と傷害致死の罪で、元介護職員の「小鳥 剛」被告(33)が起訴されています。

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