埼玉:老人施設で入浴中の女性死亡 介護士を書類送検

2018年7月、埼玉県川口市の介護老人福祉施設「かがやきの里」で入浴中の86歳の女性から目を離し、死亡させたとして47歳の女性介護士を2019年2月15日に業務上過失致死の疑いで書類送検しました。

◇ 顔が湯につけたまま約3分間放置されていた 

去年7月に埼玉県川口市の介護老人福祉施設「かがやきの里」で、入所者の「氷見 タマ子」さん(86)が入浴中に溺れ死亡しました。

氷見さんは、胸と腹部には体が動かないように固定ベルトをされた状態で、車いす専用の浴槽で入浴していました。しかし、上半身がずれ横に傾き、顔が湯についた状態で約3分間放置されていたということです。

警察は、氷見さんの入浴を担当していた女性介護士を注意義務を怠ったとして業務上過失致死の疑いで書類送検しました。警察の取り調べに対して、女性介護士は「他の入所者の脱衣介助のため目を離していた」と容疑を認めているということです。