高齢者の死亡事故が10月から増加 歩行時は反射材を

警視庁の調べで、10月から12月にかけて65歳以上の高齢者(歩行者)の交通死亡事故が増加傾向にあり、特に日没前後1時間に事故に遭う人が多いことが分かりました。

視界が悪くなる夕暮れ時が危険

2014~18年の5年間に起きた交通事故で死亡した歩行者は6,999人。そのうち、65歳以上の高齢者が5,007人(72%)。そして、死者が1,792人と1年間で最も多かった期間が10~12月。次に多かった期間は1~3月は1,333人でした。いずれも、日が沈むのが早い時期なのが分かります。

10~12月の死者の状態別では、約8割の人が道路の横断中に事故に遭い、特に【横断歩道外の横断】や【走行車両の直前直後の横断】などの法令違反が多かったということです。時間帯別では約3割が夕暮れの時間帯で、特に日没から1時間以内に車にはねられた人が目立っていたということです。

警視庁は、歩行者に反射材の利用と、運転者には前照灯の早めの点灯と上向き点灯の有効活用をするよう注意を呼びかけています。

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