高齢者の誤飲に注意 入れ歯で死亡事故も 消費者庁

消費者庁は、高齢者が薬の包装シートや入れ歯などを誤って飲み込まないように注意を呼びかけています。

過去8年半で誤飲事故が318件

消費者庁によりますと、過去8年半の間に65歳以上の高齢者が食品以外の物を誤って飲み込んだ事故が318件に上ったと発表。誤飲の内訳では【薬の包装シート】が全体の3分の1以上が最も多く、次いで【入れ歯・詰め物】【洗剤・漂白剤】の順となっています。また、80代の女性がパンを食べていた最中に、入れ歯が気管に詰まり窒息死したケースも。

このような事故は約6割の女性に起こり、年代が上がるにつれて割合が増加していくということで、消費者庁では誤飲をしないためにも、飲食物とそうではない物は別々に保管するよう注意を呼びかけています。