秋田:高齢者運転による死亡事故1割が自宅付近

秋田県警が過去5年間の高齢者ドライバーによる死亡事故発生状況をまとめ、交通死亡事故を起こした1割が、高齢者ドライバーの自宅500メートルの距離だったことが分かった。

◇ 慣れている道が故に

高齢者ドライバーの自宅付近で起こる死亡事故の要因としては、「自宅付近ということもあり、何度もその道を通り、慣れてしまっているため起こる」と秋田県警はみている。また慣れている道こそ「ここは大丈夫」と先入観が先行し、油断しながら運転をしているため重大な事故につながると分析している。

◇ 65歳以上の高齢者交通死亡事故73件

秋田県警のまとめによると、2013年~2017年にかけての秋田県内で発生した交通死亡事故の件数が200件。そのうち65歳以上の高齢者による車の運転や自転車の運転をしての交通事故は73件。

さらに73件の交通事故による死亡者数は77人だった。これは交通死亡事故数全体の3分の1が高齢者によるものだったことが分かった。

そこから分析を行い、73件の死者の住所と事故現場を調べたところ、約1割が自宅から500メートルで交通死亡事故を起こしていることが分かった。

◇ 高齢者ドライバーへの対策は?

自宅周辺の事故はわずか1割とはいえ、高齢者ドライバーによる交通死亡事故の対策は急務となっている。

秋田県警は全15の警察署に、高齢者ドライバーにドライブレコーダーを貸し出しを決めた。希望者には約10日間、自家用車に取り付けてもらい、運転状況や高齢者ドライバー本人の映像を記録。その記録を基に警察官が、運転の癖や危険行為がなかったかの確認と指導を始めた。
 
この対策は、自身の運転の危険行為の見直しや自己分析を行ってもらうとともに、運転免許証の自主返納のきっかけにしてもらうのが一番の狙いだ。


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